Don Hertzfeldt
ドン・ハーツフェルト略歴
1976年カリフォルニア生まれの短編アニメーション映画作家。14歳からアニメーションを独学で制作し始め、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の卒業制作作品『ビリーの風船』がカンヌ国際映画祭コンペティションに選出。直後発表した『リジェクテッド』がアカデミー賞ノミネート、youtubeを中心とした動画サイトで人気が爆発し、カルト的人気を誇るようになる。その後もサンダンス審査員特別賞受賞、サンフランシスコ映画祭生涯功労賞など100以上の賞を受賞している。作品よっては軽く万単位を越える作画及び撮影を一人でこなすというスタイルにこだわるというスタイルを貫いて製作を続けている。影響を受けた映画監督はスタンリー・キューブリックとデヴィッド・リンチ。またサイレント時代のスラップスティック・コメディにも影響を受けている。『きっとすべて大丈夫』、『あなたは私の誇り』に続く三部作『なんて素敵な日』を2012年に完成させたのち、人気テレビシリーズ「シンプソンズ」のいわゆる「カウチギャグ」にゲスト参加。大きな話題を呼んだ。『明日の世界』では初のデジタル作画に挑戦し、新たな領域を常に切り開いている。本作品はサンダンス映画祭の短編部門で審査員大賞を受賞。(ハーツフェルトは『きっと全て大丈夫』でも同賞を受賞。サンダンスの歴史の中で、二度にわたって同賞を受賞したのはハーツフェルトが初めてである。)アカデミー賞短編アニメーション部門にも再度ノミネートされた。
Filmography
フィルモグラフィー
『ああ、愛というものは』 AH, L’AMOUR 1995年/16ミリ/2分
『ジャンル』 GENRE 1996年/16ミリ/5分
『リリーとジム』 LILY AND JIM 1997年/16ミリ/14分
『ビリーの風船』 BILLY’S BALLOON 1998/35ミリ/6分
『リジェクテッド』 REJECTED 2000年/35ミリ/9分
『休憩3D』 INTERMISSION IN THE THIRD DIMENSION 2003年/35ミリ/3分
『ショーの終わり』 END OF THE SHOW 2003/35ミリ/2分
『人生の意味』 MEANING OF LIFE 2005年/35ミリ/12分
『きっと全て大丈夫』 EVRYTHING WILL BE OK 2006年/35ミリ/14分
『あなたは私の誇り』 I AM SO PROUD OF YOU 2008/35ミリ/22分
『オヤシラズ』 WISDOM TEETH 2010年/35ミリ/3分
『なんて素敵な日』 IT'S SUCH A BEAUTIFUL DAY 2012年/35ミリ/23分
『明日の世界』 WORLD OF TOMORROW 2015年/デジタル/16分